綜絖とは?
そうこう
綜絖とは、機織りにおいて経糸を上下に振り分けて開口部(杼口)を作るための装置・部品のことです。
綜絖(そうこう)は、機織り機(織機)の基本的な構成部品のひとつで、経糸(たていと)を選択的に上下に動かして「杼口(ひぐち)」と呼ばれる隙間を作り出す装置です。この隙間に緯糸(よこいと)を通すことで布が織られます。
綜絖の構造は、枠に多数の細い針金・糸・薄い板などが並んだ形をしており、それぞれに小孔(目)が設けられています。経糸はこの孔(綜絖目)に一本ずつ通され、綜絖を上下に動かすことで通した経糸のみが持ち上がり、残りの糸と入れ替わって杼口が生まれます。
綜絖の数と配列によって作れる織物の組織が決まります。
- 2枚綜絖:平織(最もシンプルな上下交差)
- 3〜4枚綜絖:斜文織(綾織)や朱子織
- 多数枚または紋紙制御(ジャカード機):複雑な文様織
手織り機では足踏み(踏み木)で綜絖を操作し、機械織りでは電動カムやジャカード機構が制御します。綜絖の素材・精度・枚数は織物の品質と表現の幅を大きく左右するため、職人が丁寧に管理する重要な道具です。
使い方・例文
手織り機で平織の布を作るとき、織り手は2枚の綜絖を交互に踏み換えながら杼口を作り、そこに緯糸を通していく。綜絖の操作の正確さが布目の均一さに直結する。
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