本文へスキップ

箱根寄木とは?

はこねよせぎ

箱根寄木とは、神奈川県箱根地方で江戸時代後期から受け継がれる、多種の木材を組み合わせて幾何学模様を作り出す伝統木工技法です。

箱根寄木(はこねよせぎ)とは、神奈川県足柄下郡箱根地方を発祥とする伝統的な木工芸品であり、色や木目の異なる複数の樹種の木片を幾何学的なパターン組み合わせ模様を作り出す技法、またはその技法によって作られた製品を指します。正式には「箱根寄木細工」と呼ばれ、国の伝統的工芸品に指定されています。

制作は大きく二つの手法に分かれます。まず「種木(たねき)」と呼ばれる様々な色の木材を組み合わせて大きな角材(合わせ材)を作り、それを横にスライスして模様を切り出す方法です。もう一方は、切り出したシート状のものを「無垢(むく)」の木地にそのまま貼り付ける「ヅク(突き板)貼り」と、木地そのものを寄木で作る「無垢作り」があります。

使用する木材には次のようなものがあります。

  • 黄色系:桑、にがき
  • 茶色系:桜、楠
  • 黒色系:黒柿、黒檀
  • 白色系:朴、栓

代表的な製品は小箱・秘密箱・コースター・トレイなどで、複雑な鍵仕掛けで開く「秘密箱」は箱根寄木の名物として観光客に広く知られています。箱根の豊かな森林資源と、東海道の宿場町として栄えた歴史がこの工芸を育てました。

使い方・例文

箱根の土産物店や道の駅では、寄木模様のコースターや小箱が並び、特定の手順でなければ開かない秘密箱は箱根寄木細工の代表的なお土産として知られています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語