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第1種対位法とは?

だいいっしゅたいいほう

第1種対位法とは、西洋音楽の対位法学習における基礎的な様式で、定旋律の各音符に対して一対一の比率で別声部の音符を当てる技法です。

第1種対位法(だいいちしゅたいいほう)とは、西洋音楽の伝統的な作曲技法である対位法を学ぶ際に用いられる5種類の様式のうち、最も基礎となる様式です。18世紀の理論家ヨハン・ヨーゼフ・フックスが著書『グラドゥス・アド・パルナッスム(1725年)』で体系化した分類に基づいており、今日も音楽教育の場で広く教えられています。

第1種対位法では、あらかじめ与えられた旋律(定旋律:カントゥス・フィルムス)のすべての音符に対して、対旋律も同じ長さの音符を一音ずつ対応させます。つまり音符の比率は「1対1」となり、リズム的な変化は生じません。この制約の中で、声部間の協和音程(オクターブ・5度・3度・6度など)をいかに美しく連結するかが課題となります。

第1種対位法で守るべき主なルールは次のとおりです。

  • 協和音程のみを使用する(2度・7度・増減音程などの不協和音は禁止)
  • 平行5度・平行オクターブを避ける
  • 反行(声部が逆方向に動く)や斜行(一方が保続)を積極的に使う
  • 旋律的に自然な動きを心がけ、大きな跳躍を続けない

この様式は作曲の実践というより声部の独立性・協和音程の選択・声部進行の原則を身につけるための練習課題として位置づけられています。第1種を習得した後、音符の比率が増す第2〜第5種へと段階的に進む学習体系となっています。

使い方・例文

音楽理論の授業でフックスの対位法を学ぶ際、まず定旋律に一音ずつ協和音を当てる第1種対位法の課題から始めるのが一般的です。

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