秘密選挙とは?
ひみつせんきょ
秘密選挙とは、投票の内容が本人以外に知られないよう保障された選挙の原則で、自由な意思表示を守るための重要な制度です。
秘密選挙(ひみつせんきょ)とは、誰がどの候補者・政党に投票したかを、本人以外には知られないように保障する選挙の原則です。「秘密投票」とも呼ばれ、民主主義的な選挙制度の根本をなす重要な原則の一つです。
秘密選挙が保障される理由は、有権者が外部からの圧力や報復を恐れずに自由な意思で投票できるようにするためです。もし投票内容が他者に知られるならば、雇用主や有力者による圧力・買収・脅迫が生じやすくなり、選挙の公正性が損なわれます。
秘密選挙を実現するための主な制度的工夫には次のものがあります。
- 無記名投票:投票用紙に氏名を書かない
- 投票所の記載台:仕切りのある個別スペースで記入する
- 投票用紙の封入・投票箱への直接投入
- 開票時には誰の票かを特定できない仕組み
日本国憲法第15条第4項には「すべて選挙における投票の秘密はこれを侵してはならない」と明記されており、公職選挙法でも投票内容の秘密を保護する規定が設けられています。誰にどの候補へ投票したかを他者に教えることを強要されることも禁じられています。
歴史的には、秘密投票が保障されていない時代には公開投票や挙手投票が行われ、有力者による投票操作が横行したとされます。秘密選挙の確立は近代民主主義の発展と深く結びついています。
使い方・例文
公民や政治の授業で「普通・平等・直接・秘密選挙の四原則」のように、選挙の基本原則を説明する場面で使われます。
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