示準化石とは?
しじゅんかせき
示準化石とは、地層が堆積した年代を特定するための手がかりとなる生物の化石で、特定の地質時代にのみ生存した生物のものです。
示準化石(しじゅんかせき)は、地層の年代を決定する際に基準として使われる化石のことです。英語では「インデックス・フォッシル(index fossil)」とも呼ばれます。地質学・古生物学において地層の対比(離れた場所の地層を同じ時代のものとして結びつける作業)に欠かせないツールです。
示準化石として有用であるための条件は以下の通りです。
- 特定の限られた地質時代にのみ生存していた(生存期間が短い)
- 広い地域に分布していた(地理的分布が広い)
- 個体数が多く、化石として残りやすい
- 形態的特徴がはっきりしており、同定しやすい
代表的な示準化石には、古生代の三葉虫やフズリナ、中生代のアンモナイトや恐竜の歯・骨、新生代の貨幣石(ヌムリタイト)などがあります。たとえばアンモナイトが含まれる地層は中生代(約2億5000万〜6600万年前)に堆積したものと判断でき、地層の年代推定に大きく役立ちます。
示準化石と対になる概念として「示相化石(しそうかせき)」があります。示相化石は当時の環境(水温・水深・塩分など)を推定するために使われる化石で、サンゴや二枚貝が代表例です。両者を組み合わせることで、地層の「いつ」と「どんな環境で」を同時に推定することが可能になります。
使い方・例文
理科や地学の授業で「この地層からアンモナイトが出たので中生代の地層とわかる」という説明に登場するのが示準化石の典型的な使い方です。
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