矯角殺牛とは?
きょうかくさつぎゅう
矯角殺牛とは、牛の曲がった角を直そうとして牛を死なせてしまうことから転じて、小さな欠点を無理に直そうとして全体を駄目にすることを意味する四字熟語です。
矯角殺牛(きょうかくさつぎゅう)は、「角を矯(た)めて牛を殺す」という意味の四字熟語です。わずかな欠点や問題点を無理に修正しようとした結果、かえって全体を台無しにしてしまう本末転倒な行為を指します。
語源は朝鮮の故事に由来するとされ、牛の角がわずかに曲がっているのを気にして無理に矯正しようとしたところ、牛が死んでしまったという話です。日本語では「角を矯めて牛を殺す」という諺(ことわざ)の形でも広く知られており、四字熟語はその漢語表現にあたります。
この言葉が当てはまる状況には以下のようなものがあります。
- 文章のわずかな表現を繰り返し直すうちに全体の流れを壊してしまう
- 製品の細かい仕様変更を重ねるうちにコストが膨らみ事業が行き詰まる
- 人間関係で相手の小さな癖を矯正しようとして信頼関係を損なう
類似する表現として「過ぎたるは猶及ばざるが如し」や「小事に拘泥して大局を誤る」などがあります。矯角殺牛は特に「修正・改善の行き過ぎ」に焦点を当てた表現であり、物事の優先順位や全体観を保つことの重要性を示す言葉として使われます。
使い方・例文
「細かいミスを直そうと何度も手を加えたせいでかえって報告書全体が読みにくくなった」という状況を「矯角殺牛だ」と表現します。
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