本文へスキップ

白朮とは?

びゃくじゅつ

白朮とは、キク科の植物オケラまたはオオバナオケラの根茎を乾燥させた生薬で、漢方医学で消化器系の改善に広く使われます。

白朮(びゃくじゅつ)とは、キク科に属するオケラ(学名:Atractylodes japonica)またはオオバナオケラ(Atractylodes macrocephala)の根茎を乾燥させた生薬です。日本中国韓国の伝統医学において長い歴史を持つ重要な薬材の一つで、健脾燥湿(けんぴそうしつ)・利水・止汗などの効能があるとされています。

漢方医学では、消化機能(脾)が弱く体内に余分な水分(湿)が停滞している状態を整えるために用いられます。具体的には、食欲不振、胃もたれ、下痢、むくみ、倦怠感などの症状に対応します。

白朮が配合される代表的な漢方処方には以下のようなものがあります。

  • 四君子湯(しくんしとう):胃腸虚弱・食欲不振に
  • 六君子湯(りっくんしとう):胃炎・消化不良に
  • 参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん):消化吸収の改善に
  • 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう):むくみ・多汗に

現代の研究でも、白朮に含まれるアトラクチレノライドなどの成分が胃腸運動の調節や免疫調節に関与する可能性が示されています。日本では漢方薬の原料として薬局方に収載されており、医療用・一般用漢方製剤に広く使用されています。

使い方・例文

胃腸が弱く食欲不振が続く場合に処方される六君子湯には白朮が配合されており、消化機能を整えて食欲を回復させる効果が期待されます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語