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特性不安とは?

とくせいふあん

特性不安とは、その人が生まれつき持つ、不安を感じやすいという安定した性格傾向のことです。

特性不安(Trait Anxiety)とは、心理学者チャールズ・スピルバーガーが提唱した概念で、個人が日常的にどれだけ不安を感じやすいかという、比較的安定した性格特性のことを指します。

スピルバーガーは不安を次の二種類に分けて考えました。

  • 状態不安(State Anxiety):試験や発表など特定の状況で一時的に生じる不安
  • 特性不安(Trait Anxiety):状況にかかわらず慢性的・習慣的に不安を感じやすい個人の傾向

特性不安が高い人は、同じ状況に置かれても他の人よりも強い状態不安を経験しやすい傾向があります。たとえば、軽い指摘を受けただけでも強く落ち込んだり、些細な変化に過剰に反応したりすることがあります。この傾向は遺伝的要因や幼少期の経験、養育環境などが複合的に影響すると考えられています。

特性不安の測定には、スピルバーガーが開発した「STAI(State-Trait Anxiety Inventory)」という質問票が広く使われており、臨床や研究の場で活用されています。特性不安が高いこと自体は病気ではありませんが、ストレスへの脆弱性を高める要因となり得るため、カウンセリングや認知行動療法が役立つ場合があります。

使い方・例文

カウンセリングの現場や心理検査で「特性不安が高い」と評価されると、その人が状況を問わず不安を感じやすい性格傾向を持つことを意味します。

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