火の車とは?
ひのくるま
「火の車」とは、財政状態が極めて苦しく収支がまったく立ち行かない状態を表す日本語の慣用句です。
「火の車」は、家計や経営の財政が非常に逼迫(ひっぱく)し、やりくりがどうにもならない苦しい状態を指す慣用句です。「家計が火の車だ」「会社の経営が火の車になった」のように使われ、収入より支出が大幅に上回り、借金や赤字が続く状況を生き生きと表現します。
この表現の語源は仏教の「火車(かしゃ)」に由来するとされています。火車とは、地獄において生前に罪を犯した者を乗せて地獄へ運ぶ、燃えさかる炎の車のことです。その猛烈な苦しさになぞらえて、経済的に追い詰められた状態を「火の車」と表現するようになったと考えられています。
似た意味を持つ表現には次のようなものがあります。
- 「首が回らない」:借金が多くて身動きがとれない状態
- 「台所が苦しい」:家庭の財政が苦しい状態(やや柔らかいニュアンス)
- 「自転車操業」:借金を借金で返し続けてかろうじて回している状態
「火の車」は特に個人の家計や中小企業の経営状況を描写する際によく用いられ、ニュース・小説・日常会話などで幅広く使われる表現です。財政悪化の深刻さを強調したいときに効果的な慣用句といえます。
使い方・例文
「物価が上がり続けて、わが家の家計は火の車だ」「受注が激減してあの会社の経営は火の車らしい」のように、お金のやりくりが全くつかない深刻な状況を描写するときに使います。
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