漆喰とは?
しっくい
漆喰は、消石灰を主原料とする伝統的な壁塗り材料で、城や蔵の白い外壁などに広く用いられてきました。
漆喰(しっくい)は、消石灰(水酸化カルシウム)を主成分とし、砂・スサ(繊維質のつなぎ材)・水などを混合して作る建築用の左官材料です。塗布後に空気中の二酸化炭素と反応して硬化する「気硬性」が特徴で、硬化すると炭酸カルシウムとなり耐久性・耐火性に優れた仕上がりになります。
日本では古くから城郭建築・土蔵・寺社・民家の外壁・内壁に広く使われてきました。白く美しい外観は伝統的な日本の建築景観を形作るものであり、姫路城の白い外壁が代表例として世界的に知られています。西洋でも古代ローマ時代から建築材として利用されており、普遍的な素材の一つです。
漆喰の主な特性は以下のとおりです。
- 耐火性——石灰石由来の素材で燃えにくく防火効果がある
- 調湿効果——多孔質な構造で室内の湿気を吸収・放出する
- 抗菌・防カビ——アルカリ性が高くカビや細菌の繁殖を抑制する
- 耐久性——適切に施工すれば数十年単位の長い耐用年数を持つ
近年はビニルクロスなどの近代的仕上げ材に押されましたが、自然素材志向の高まりやリノベーションブームを背景に再び注目されています。職人が鏝(こて)で丁寧に塗り上げる工程が独特の温かみのある表情を生み出します。
使い方・例文
古民家のリノベーションや和モダンの新築住宅では、壁に漆喰を採用して白くすっきりとした空間を演出するケースが増えています。
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