左官とは?
さかん
左官とは、壁や床にモルタル・漆喰などを塗り仕上げる建築の専門職のことです。
左官とは、建物の壁・床・天井などにモルタル、漆喰(しっくい)、土壁、砂壁といった材料をこてで塗り、表面を仕上げる職人およびその職種を指します。建築工事において欠かせない専門技術のひとつであり、日本では古くから受け継がれてきた伝統的な職業です。
左官の仕事は大きく「下塗り・中塗り・仕上げ塗り」の工程に分かれます。下塗りでは下地を整えて接着性を高め、中塗りで厚みや平滑度を調整し、最終の仕上げ塗りで見た目の質感を決定します。使用する材料によって仕上がりの風合いは大きく異なり、漆喰は真っ白でなめらかな質感、砂壁はざらりとした温かみのある表情を生み出します。
左官が活躍する場面は多岐にわたります。
- 住宅の内外壁・土間のモルタル仕上げ
- 神社仏閣・古民家の土壁・漆喰壁の施工と修復
- コンクリート建築の表面仕上げ
- 浴室・厨房など水回りの防水仕上げ
近年は既製品のボードや壁紙が普及し左官工事の需要は変化していますが、調湿・断熱・防火性能に優れた自然素材の仕上げとして再評価されています。伝統的な日本建築の維持・修復には左官の技術が不可欠であり、熟練した職人は文化財の保存にも携わっています。
使い方・例文
新築住宅の和室に漆喰の壁を施工する際、左官職人がこてを使って丁寧に仕上げた。土間コンクリートの表面均しも左官の代表的な仕事のひとつである。
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