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渦鞭毛藻ガンビエルディスカスとは?

うずべんもうそうがんびえるでぃすかす

渦鞭毛藻ガンビエルディスカスとは、熱帯・亜熱帯の海域に生息する単細胞藻類で、シガテラ毒の産生源として知られる微小生物です。

ガンビエルディスカス(Gambierdiscus)は、渦鞭毛藻綱(ディノフラジェラータ)に属する単細胞の海産微生物の属名です。もともとガンビア島(フランス領ポリネシア)周辺で発見されたことにちなんで命名されました。熱帯・亜熱帯のサンゴ礁域を中心に、死滅したサンゴや海藻の表面に付着して生育します。

この微生物が特に重要視されるのは、シガトキシン(CTX)およびマイトトキシン(MTX)と呼ばれる強力な神経毒を産生するためです。これらの毒素は食物連鎖を通じて小魚から大型の魚へと濃縮され、最終的にその魚を食べた人間が中毒症状を起こす「シガテラ食中毒」の原因となります。

シガテラ食中毒の主な症状には以下のものがあります。

  • 消化器症状:嘔吐・下痢・腹痛
  • 神経症状:温度感覚の逆転(冷たいものが熱く感じる)・しびれ
  • 全身症状:倦怠感・筋肉痛・かゆみ

ガンビエルディスカスには複数の種が記載されており、それぞれ毒性の強さや地理的分布が異なります。温暖化によりサンゴ礁の分布が変化するにつれ、その生息域も拡大する懸念があり、食品安全の観点から世界的に研究が進められています。

使い方・例文

「南太平洋の島でカンパチを食べてシガテラにかかった原因の一つが、ガンビエルディスカスが産生した毒素だった」というように、食中毒や海洋生物の研究文脈で登場します。

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