清家清とは?
せいけきよし
清家清は、戦後日本を代表する建築家で、日本の伝統的空間と近代建築を融合させた住宅作品で高く評価されます。
清家清(1918〜2005年)は、日本の近代住宅建築に大きな足跡を残した建築家・建築学者です。東京工業大学で長く教鞭をとり、多くの後進の建築家を育てたことでも知られます。
清家は、日本の伝統的な住居における空間の「融通性」と「流動性」に着目し、仕切りのない開放的な空間構成を追求しました。代表作の『私の家』(1954年)は、わずか50平方メートルほどの小住宅でありながら、可動式の建具や引き戸を用いて空間を自在に変化させられる設計が評判を呼びました。
彼の設計思想の特徴は以下の点にあります。
- 室内と室外の境界を曖昧にした連続的な空間
- 障子・引き戸などの日本的建具の積極的活用
- 少ない床面積でも豊かに使える「可変性」の追求
- 構造の合理性と生活の快適さの両立
清家の住宅論は、高度経済成長期における日本の住宅設計に広く影響を与え、伝統と近代性の融合という命題に対する一つの回答を示しました。
使い方・例文
建築史の講義で「清家清の『私の家』は戦後日本の小住宅設計のあり方に新たな方向性を示した」と説明される文脈で登場します。
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