流域下水道とは?
りゅういきげすいどう
複数の市町村にまたがる広域な下水を、都道府県が主体となって一括して収集・処理する下水道システムです。
流域下水道(りゅういきげすいどう)とは、単独の市町村では整備・維持管理が難しい広域的な下水処理を実現するため、河川の流域を単位として都道府県が主体となって設置・管理する下水道システムです。下水道法に基づき定義された公共下水道の一形態です。
日本では、一つの河川流域に複数の市町村が存在することが多く、それぞれが個別に処理場を建設すると非効率になる場合があります。流域下水道はこの問題を解決するため、幹線管渠(かんせんかんきょ)と処理場を都道府県が整備し、各市町村が整備した「公共下水道」(支線管渠)を接続させて一体的に運営する仕組みです。
主な特徴は以下の通りです。
- 都道府県が幹線管渠と処理場を管理し、市町村が接続する支線部分を担当する
- スケールメリットにより建設コストや維持管理費を削減できる
- 水質管理の統一化が図られ、放流先の河川や湾の水環境保全に寄与する
- 人口密度の低い地域でも効率的に下水道整備が進む
流域下水道の整備は高度経済成長期以降に進み、日本各地の主要河川流域でこのシステムが普及しました。処理水質や汚泥処理の高度化も継続的に取り組まれています。
使い方・例文
隣接する複数の市が共同で同じ処理場を利用している場合、その背後に流域下水道の仕組みがあり、都道府県が幹線部分を管理していることが多いです。
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