池田勇人とは?
いけだはやと
池田勇人とは、昭和期の日本の政治家で第58・59・60代内閣総理大臣を務め、「所得倍増計画」を掲げて高度経済成長を主導した人物です。
池田勇人(1899〜1965年)は、広島県出身の大蔵官僚出身の政治家です。大蔵省でキャリアを積んだ後、吉田茂内閣で大蔵大臣として戦後復興期の財政政策を担い、1960年に第58代内閣総理大臣に就任しました。以降1964年まで3期にわたって政権を担当しました。
池田内閣の最大の功績は「国民所得倍増計画」の策定と実行です。「10年以内に国民所得を2倍にする」という大胆な目標を掲げ、公共投資の拡大・産業育成・教育への投資を通じて経済成長を促しました。実際にはわずか7年ほどで目標を達成するほど日本経済は急速に成長し、戦後の高度経済成長を象徴する政策として高く評価されています。
対外的には「低姿勢・寛容と忍耐」をスローガンに掲げ、安保闘争で傷ついた社会の融和を図るとともに、経済外交を重視しました。1964年の東京オリンピック開催を実現させた首相としても知られています。
同年、東京オリンピック閉幕直後に体調悪化を理由に辞任し、翌1965年に食道がんで死去しました。高度成長期の設計者として、日本の現代経済史に大きな足跡を残した政治家です。
使い方・例文
「高度経済成長」「所得倍増計画」「東京オリンピック(1964年)」を学ぶ際に池田勇人の名前が必ず登場します。戦後日本の経済政策史において最も重要な首相の一人として位置づけられています。
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