池坊とは?
いけのぼう
池坊とは、日本最古の華道の流派で、京都・六角堂を拠点として室町時代から続く生け花の源流です。
池坊(いけのぼう)は、日本の華道(生け花)の中で最古の歴史を持つ流派です。京都市中京区にある紫雲山頂法寺(六角堂)の僧侶が、池のほとりで花を供えたことに始まるとされ、「池坊」という名はこの「池のほとりの坊(僧侶の住まい)」に由来します。
室町時代の文明年間(15世紀後半)、池坊専慶(いけのぼうせんけい)が立花(たてはな)の名手として記録に登場しており、これが池坊を流派として位置付ける最初の歴史的根拠とされています。江戸時代には池坊専好(二代目)が「立花」を大成させ、後に「生花(しょうか)」「自由花」といったスタイルも加わりました。
池坊の代表的なスタイルは次の3つです。
- 立花(りっか):複数の枝・草木を組み合わせた格調高い造形
- 生花(しょうか):線の美しさを追求したシンプルな構成
- 自由花:現代感覚を取り入れた自由な表現形式
池坊は現在も京都・六角堂を家元の拠点とし、全国・海外に多くの門弟を持ちます。生け花の技術にとどまらず、日本の美意識や季節感を伝える文化的な存在として高く評価されています。
使い方・例文
華道を学び始めた人が最初に触れる流派として池坊を選ぶことは多く、六角堂での家元直門の稽古は今も続いています。
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