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水田農業とは?

すいでんのうぎょう

水田農業とは、水を張った田んぼで稲を栽培することを中心とした農業形態で、日本の農業・食文化・農村景観の根幹をなします。

水田農業(すいでんのうぎょう)とは、水田(水を湛えた耕地)を主な生産基盤とし、水稲(水田で栽培するイネ)の栽培を中心に行う農業形態です。日本では古代から続く農業の基本形態であり、コメは食文化・経済・社会の根幹を形成してきました。

水田農業の特徴として以下の点が挙げられます。

  • 水稲は湛水条件下で栽培されるため、圃場の整備(畦畔・水路・用排水施設)と水管理が農業の核心となる
  • 湛水により土壌の還元状態が維持され、連作障害が起きにくい特性がある
  • 水田は洪水調節・地下水涵養・生物多様性(カエル・ドジョウ・水生昆虫など)の保全にも貢献する
  • 転作・二毛作(麦・大豆など)により水田を複合利用することができる

日本では戦後の食料増産政策から米余りへの転換に伴い、1970年代以降に減反政策(生産調整)が実施され、水田の転作が促進されました。現在は飼料用米・酒造好適米・有機米など多様な用途に応じた生産が広がっています。

農業従事者の高齢化・担い手不足・農地集積・気候変動(高温障害など)が課題となっており、スマート農業技術の導入や水田の多面的機能評価(環境直接払い)を通じた持続可能な水田農業の維持が求められています。

使い方・例文

水田農業が盛んな地域では、春の田植えから秋の稲刈りまでのサイクルが農村コミュニティの共同作業の基盤となっており、農村景観の保全にも重要な役割を果たしている。

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