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水源涵養とは?

すいげんかんよう

水源涵養とは、森林や土壌が雨水をゆっくりと地中に浸透・貯留し、川への流出を平準化させる働きのことで、安定した水資源の確保に不可欠な機能です。

水源涵養(すいげんかんよう)とは、森林・湿地・土壌などが雨水を地中に蓄え、徐々に河川や地下水として供給することで、水の流出を時間的に平準化する機能のことです。「涵養(かんよう)」は「ゆっくりと浸透させて養う」という意味を持ちます。

森林が水源涵養機能を発揮する仕組みは次のとおりです。まず、樹木の葉・枝・幹が雨水の一部を直接受け止め(遮断)、急激な地表流出を減らします。次に、根が張り巡らされた土壌は水を吸収・保持する能力が高く、雨が一度に大量に降っても洪水になりにくくなります。貯留された水は時間をかけて地下へ浸透し、地下水や湧水として河川に供給されるため、渇水期にも河川流量が保たれます。

水源涵養機能が低下する主な原因には次のものがあります。

  • 森林の過剰な伐採や荒廃
  • 都市化による不透水面(アスファルト・コンクリート)の拡大
  • 湿地の干拓・埋め立て

日本では森林法に基づく「水源涵養保安林」の制度があり、重要な水源地帯の森林は伐採が規制されています。水源涵養機能は、治水・利水・環境保全の観点から森林の多面的機能の中でも特に重要とされており、森林整備への公的支援の根拠ともなっています。

使い方・例文

よく管理された森林に覆われた山地では、大雨のあとも川が急激に増水しにくく、夏の渇水期にも安定して水が流れます。これが水源涵養機能が働いている状態です。

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