水晶振動子とは?
すいしょうしんどうし
水晶振動子とは、水晶の圧電効果を利用して高精度な周波数の電気信号を生成する電子部品です。
水晶振動子(Crystal Oscillator Unit、またはQuartz Crystal Resonator)は、水晶(二酸化ケイ素の単結晶)が持つ圧電効果を利用した共振素子です。電圧を加えると機械的な振動が生じ、その共振周波数が非常に安定していることから、基準周波数の発生源として幅広い電子機器に使用されています。
動作原理
水晶に交流電圧を加えると、特定の周波数でQ値(品質係数)が非常に高い共振現象が起きます。このQ値の高さが他の共振素子(LCタンク回路など)に比べて圧倒的に優れており、周波数安定度・精度が非常に高いことが特徴です。
種類
- 水晶振動子(単体):発振回路と組み合わせて使用する受動素子
- 水晶発振器(TCXO・OCXO):温度補償・恒温槽制御を内蔵した高精度モジュール
- リアルタイムクロック(RTC)用水晶:32.768kHzが標準的な時計用周波数
用途
マイコン・CPU・スマートフォン・GPSレシーバ・無線通信機器・時計など、周波数や時刻の精度が求められるあらゆる機器に搭載されています。特にUSBやEthernetなどデジタル通信の基準クロックとして不可欠な部品です。
使い方・例文
マイコンボード(Arduinoなど)の基板上に搭載されている水晶振動子が、CPUの動作クロックとして精密な周波数を供給する場面や、デジタル時計の「秒」を正確に刻む基準として利用される場面で登場します。
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