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楽焼とは?

らくやき

楽焼とは、16世紀末に千利休の指導のもと長次郎が創始した、轆轤を使わず手びねりで成形し低温で焼く茶道専用の陶器です。

楽焼(らくやき)は、安土桃山時代に瓦職人の長次郎が千利休の意向を受けて始めた茶碗の製法で、「侘び茶」の精神を体現した陶器です。豊臣秀吉から「楽」の金印を与えられたことが「楽焼」の名の由来とされています。

楽焼の製法上の特徴は以下の点にあります。

  • 轆轤(ろくろ)を使わず、手びねりや篦削り(へらけずり)で成形する
  • 焼成温度が約800〜1,100℃と比較的低く、急冷(水に入れるなど)を行う場合もある
  • 釉薬は黒楽・赤楽が代表的で、深みのある色調をもつ
  • 胎土は柔らかく、厚手でどっしりとした形状が多い

黒楽茶碗は炭の炎で急冷することで漆黒の艶が出るのが特徴で、「利休の侘び」の象徴として珍重されてきました。赤楽茶碗は酸化焼成によって朱がかった赤みを帯びます。

楽家(らくけ)は400年以上にわたって技術を継承する家元制の窯元で、現代も京都に存続しています。また、楽焼の技法は各地の陶芸家や茶人にも広まり、個々の創作活動に取り入れられています。侘び・寂びの美意識を体現した茶道具として、日本文化史上きわめて重要な位置を占めています。

使い方・例文

「茶道の稽古で楽焼の黒茶碗を手にすると、どっしりとした重みと手びねりの温かみが感じられる」というように、茶道の稽古や道具の解説で登場します。

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