本文へスキップ

棕櫚紋とは?

しゅろもん

棕櫚紋とは、ヤシ科のシュロ(棕櫚)の葉を図案化した家紋で、扇状に広がる葉の形が独特の意匠として家紋に取り入れられたものです。

棕櫚紋(しゅろもん)とは、ヤシ科の常緑樹シュロ(棕櫚)の葉を図案化した家紋です。シュロは日本に自生するヤシ科植物の中でも耐寒性が高く、庭木や街路樹としても古くから親しまれてきました。その葉は中心から放射状に長い葉片が広がる扇形をしており、この独特のシルエットが家紋の意匠として取り入れられました。

棕櫚紋は植物紋の一種で、日本の家紋全体の中では比較的希少な部類に入ります。シュロの繊維(棕櫚皮)は縄・たわし・箒などの材料として古くから利用されており、実用的な植物として人々の生活に根ざしていたことが、家紋として採用された背景のひとつと考えられます。

図案としては、葉を正面から描いた「立ち棕櫚」や、円の中に収めた「丸に棕櫚」などの形が見られます。シュロの葉の放射状の広がりは、繁栄や発展を象徴するとも解釈されます。日本の家紋には草木・花・動物など自然をモチーフにしたものが多く、棕櫚紋もそうした自然崇拝・自然との共生という日本文化の精神を反映した意匠のひとつです。

使い方・例文

棕櫚紋は家紋図鑑や紋帳に収録されており、ゆかりの家系の墓石や仏壇の金具などで目にすることがあります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語