東方正教会とは?
とうほうせいきょうかい
東方正教会とは、ローマ・カトリックから分離した歴史を持つキリスト教の一大教派で、東欧・ロシア・中東を中心に約3億人の信者を擁する伝統的な教会です。
東方正教会(とうほうせいきょうかい)は、キリスト教の主要な三大潮流のひとつであり、カトリック・プロテスタントと並ぶ大きな教派グループです。正式には「東方正統カトリック使徒教会」とも呼ばれ、ギリシャ語で「オルソドクシア(正しい信仰)」を意味する名称を持ちます。
歴史的には、1054年に起きた「東西教会の分裂(大シスマ)」によってローマ・カトリック教会と決定的に分かれました。この分裂はローマ教皇の権威をめぐる神学的・政治的対立が原因であり、それ以来、東方正教会はコンスタンティノープル総主教を名誉上の首位者として、各国の独立した自治教会(アウトケファリア)が連合する形で組織されています。
信仰・礼拝の面では、次のような特徴があります。
- 聖書と聖伝(教父の教えや公会議の決定)を同等に重視する
- イコン(聖画像)を用いた礼拝が中心で、視覚的・感覚的な信仰表現を大切にする
- 典礼はビザンツ典礼が基本で、荘厳な聖歌が特徴的
- 洗礼・堅信・聖体拝領を連続して行う伝統を持つ
現在の信者数は世界で約2億5000万〜3億人とされ、ロシア正教会・ギリシャ正教会・セルビア正教会・ルーマニア正教会などが主要な教会として知られています。日本には明治時代にロシアから伝わり、「日本正教会」として現在も活動しています。
使い方・例文
「彼はロシア正教会(東方正教会の一つ)の洗礼を受けており、クリスマスを旧暦の1月7日に祝う習慣がある」というように、信仰の背景を説明する文脈で登場します。
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