未生流とは?
みしょうりゅう
未生流とは、江戸時代後期に大坂で成立した生け花の流派で、陰陽五行の思想を基に天・地・人の三才を表す独自の理論体系を持つことで知られます。
未生流(みしょうりゅう)は、江戸時代後期に未生斎一甫(みしょうさいいっぽ)によって大坂(現在の大阪)で創始された生け花の流派です。「未生」という名は、形が生まれる以前の根源的な状態を意味し、宇宙の理を花に表現しようとする思想が込められています。
未生流の最大の特徴は、陰陽五行思想と幾何学的な理論を生け花に組み込んだ点にあります。花型の基本は「天・地・人」の三才を表す三つの主枝(真・副・体)によって構成され、それぞれの長さと角度が明確な比率で規定されています。この合理的・数理的なアプローチは当時の大坂商人の気風にも合い、町人文化の中で広く受け入れられました。
未生流は後にいくつかの派に分かれています。主なものとして、大坂を中心に続く本家系統と、江戸・東京を中心に広まった「未生流中山文甫会」などがあります。現代でも多くの門弟を擁する流派として活動を続けています。
作品の特徴としては、左右非対称ながらも数学的な均整感があり、どこから見ても美しいバランスを保つように設計されています。花器は陶磁器・竹・籠など多様で、花材の選択にも独自の格付けが存在します。
使い方・例文
生け花教室で未生流を学ぶと、花を生ける角度や長さの比率を計算しながら稽古する独自のカリキュラムが体験できます。
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