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木挽きとは?

こびき

木挽きとは、大型の鋸(のこぎり)を用いて丸太や角材を板材・角材に引き割る伝統的な職人技術です。

木挽き(こびき)とは、製材を専門に行う職人、またはその作業を指す言葉です。大型の縦挽き鋸(のこ)を使って丸太や大きな材木を板材・角材・柱材へと加工する工程で、建築や家具製作に必要な木材を生産する上で欠かせない職種でした。

伝統的な木挽きの作業は、材木を高い台(木馬や木挽き台)の上に固定し、上下に分かれた二人一組で大鋸(おが)を引く方法基本でした。上に立つ者を「上挽き」、下に入る者を「下挽き」と呼び、息を合わせながら長い鋸を前後に引いて材木を縦に割っていきました。この技術は高度な経験と体力を要する熟練の仕事でした。

木挽きが担う役割は主に次の通りです。

  • 丸太から板材・角材への製材
  • 建築用の柱・梁・桁などの部材加工
  • 家具・建具用素材の切り出し
  • 寺社建築や城郭建築などの大型建築への材料供給

近代以降は帯鋸や丸鋸などの機械製材が普及し、手作業の木挽きは急速に姿を消しましたが、無形民俗文化財として記録保存されているほか、伝統建築の修復現場では手引きの技法が今も活かされることがあります。

使い方・例文

木挽きは、江戸時代の建築現場や材木市場で欠かせない存在であり、時代劇や歴史資料には大鋸を操る木挽き職人の姿が描かれています。現代では伝統技術の実演として木工体験イベント等でその手法が紹介されることがあります。

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