木を見て森を見ずとは?
きをみてもりをみず
個々の細部にとらわれすぎて、全体の状況や本質を見失ってしまうことを戒めることわざです。
木を見て森を見ずは、一本一本の木(細部・部分)に注目するあまり、森全体(全体像・本質)を把握できていない状態を表すことわざです。視野が狭くなり、大局的な判断ができなくなることへの戒めとして用いられます。
英語の「You can't see the forest for the trees」がほぼ同義の表現で、西洋でも同様の概念が慣用句として根付いています。
このことわざが戒める状況は日常の多くの場面に見られます。
- 資料の誤字脱字を徹底的に修正しながら、内容の論理的欠陥に気づかない
- プロジェクトの細かな工程管理にこだわりすぎて、プロジェクト全体の方向性がずれていることを見落とす
- 一部のデータを詳細に分析しながら、全体のトレンドを読み間違える
思考法や問題解決の文脈では、ズームアウトして俯瞰する視点の重要性を説く際にこの表現が引用されます。一方で、細部への注意が重要な場合もあるため、「木も見て森も見る」バランス感覚が理想とされます。
ビジネス、学術、日常会話のいずれでも幅広く使われる汎用性の高い表現で、上司が部下に助言する際やセルフチェックの文脈でも頻繁に用いられます。
使い方・例文
「細かい数字の修正に時間をかけすぎて、提案書全体の説得力が弱くなっていた。木を見て森を見ずの典型例だ」のように使います。
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