月食とは?
げっしょく
月食とは、地球の影に月が入り込み、月が欠けて見えたり赤銅色に変色したりする天文現象のことです。
月食は太陽・地球・月がほぼ一直線に並ぶとき、地球の影が月に落ちることで起こります。月が地球の「本影」に完全に入ると皆既月食、一部だけ入ると部分月食、半影にのみかかる場合は半影月食と呼ばれます。
皆既月食中、月は完全に暗くなるのではなく赤銅色(赤橙色)に輝いて見えます。これは地球の大気が太陽光を屈折・散乱させ、赤い光だけが本影の内側に届くためです。大気中の塵や雲の量によって色の濃さが変わり、火山噴火後の月食はとくに暗くなることが知られています。
月食は満月のときにしか起きません。しかし毎回の満月に月食が起きないのは、月の軌道面が地球の公転面(黄道)に対して約5度傾いているため、多くの満月では月が影の外を通り過ぎるからです。
月食は日本を含む夜の側の地域であれば広い範囲から肉眼で観察でき、特別な器具なしに楽しめる身近な天文現象です。古来から暦や航海の基準としても重要視されてきました。
使い方・例文
夜空を見上げると、普段は真白な満月が徐々に地球の影に隠れて赤銅色に変わっていく月食を観察できます。
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