曹洞宗とは?
そうとうしゅう
曹洞宗とは、道元が鎌倉時代に日本に伝えた禅宗の一派で、ただ座る「只管打坐」を修行の根本とします。
曹洞宗(そうとうしゅう)は、禅宗の一派で、中国の禅宗における曹洞宗の流れを日本に伝えた宗派です。日本への伝来は鎌倉時代初期で、道元禅師(1200〜1253年)が宋から帰国して開創しました。本山は福井県の永平寺と横浜市の總持寺の二大本山制を採ります。
曹洞宗の最大の特徴は「只管打坐(しかんたざ)」という坐禅の実践です。これは「ただひたすらに坐る」ことを意味し、悟りを求める手段として坐禅を行うのではなく、坐禅そのものが悟りの姿(修証一等)であるという思想に基づいています。道元はこの立場を著書『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』に詳しく記しており、日本哲学・仏教思想の重要文献とされています。
曹洞宗は鎌倉時代以降、武士層や農村部に広まり、現代では日本最大規模の仏教宗派のひとつです。全国に約1万4,000か寺を数え、葬儀・法要においても広く関わっています。
同じ禅宗の臨済宗が「公案(こうあん)」と呼ばれる問答を用いる修行法を重視するのに対し、曹洞宗は坐禅を中心に据える点で対比されることが多いです。
使い方・例文
「永平寺での坐禅体験」は禅修行の入門として広く知られており、一般参加者向けの体験プログラムも整備されています。また「曹洞宗の禅の心」は企業研修やマインドフルネスの文脈でも言及されることがあります。
この用語をシェア
最終更新: