書とは?
しょ
書とは、毛筆と墨を用いて文字を美しく表現する芸術で、東アジアを中心に発展した伝統的な造形表現です。
書(しょ)とは、毛筆・墨・硯・紙(または絹)といった道具を用いて文字を書く行為を芸術として高めたもので、「書道」「書芸」とも呼ばれます。漢字文化圏である中国・日本・韓国・ベトナムに共通して発展し、文字の造形美・筆の運びの緩急・墨色の濃淡を総合的に表現します。
書の書体には主に次のような種類があります。
- 楷書:一画一画を丁寧に書く標準的な書体
- 行書:楷書を適度に崩した流れのある書体
- 草書:大幅に省略・連結した速書き書体
- 隷書:古代中国で発展した横画が広がる書体
- 篆書(てんしょ):最も古い書体で印章や碑文に使われる
日本の書は中国から漢字とともに伝わりましたが、平安時代には仮名(ひらがな・カタカナ)を生み出し、独自の仮名書道を発展させました。小野道風・藤原佐理・藤原行成の「三蹟(さんせき)」は平安かな書の名手として名高く、後世の規範となっています。
書は単なる文字の記録手段ではなく、書き手の精神・人格・感情が筆致に現れるとされ、修練を通じた人格形成の手段としても重視されてきました。現代でも学校教育の中で習字として取り上げられ、競書大会や展覧会を通じて広く親しまれています。
使い方・例文
書道教室では楷書から学び始め、行書・草書へと段階的に技術を磨きます。展覧会では大きな半紙に一文字を豪快に揮毫した作品も多く出品されます。
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