更紗とは?
さらさ
更紗とは、植物や動物・人物などを多彩な色で染め抜いた木綿布の総称で、インド発祥の染色技法が東西に伝わり各地で独自に発展したものです。
更紗(さらさ)は、木綿布に草花・動物・人物・幾何学模様などを多色で染め付けた布地の総称です。もともとインドで発達した染色技法に由来し、16〜17世紀の大航海時代に東西の交易路を通じてヨーロッパやアジア各地へ広まりました。
インド更紗は木版・手描きを組み合わせた精緻な仕上がりで知られ、ムガル帝国時代に最盛期を迎えました。ヨーロッパに渡ったインド更紗はシントゥ(chintz)として大流行し、現地でも模倣生産が行われました。
各地で独自に発展した更紗には次のようなものがあります。
- インド更紗——原型。木版・ろうけつ・手描き染めなど技法が多彩
- ジャワ更紗(バティック)——ロウを防染に使うろうけつ染めが特徴。ユネスコ無形文化遺産
- ペルシャ更紗——細密なアラベスク模様が特徴
- 和更紗——日本に伝来し江戸時代に普及。京更紗・鍋島更紗などが有名
更紗の染色技法としては、木版捺染・ろうけつ染め(バティック)・手描きなどが主要で、その複雑な工程と鮮やかな発色が特徴です。現代でもファッション・インテリア・雑貨など幅広い分野で、エキゾチックで温かみのある素材として用いられています。
使い方・例文
インドネシア土産の「バティック」の布は更紗の一種です。また、日本では着物や帯の柄として「和更紗」が使われており、アンティークショップで「更紗柄の風呂敷」として売られているのを見かけることがあります。
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