改訂水飲みテストとは?
かいていみずのみてすと
冷水を少量嚥下させて咳や声の変化を観察することで、誤嚥リスクを簡便にスクリーニングする嚥下評価法です。
改訂水飲みテスト(Modified Water Swallowing Test:MWST)は、日本で開発された嚥下機能のベッドサイドスクリーニング検査で、少量の冷水を用いて誤嚥リスクを手軽かつ比較的安全に評価できる方法です。嚥下造影検査のような大型機器を必要とせず、医師・言語聴覚士・看護師が病室で実施できる点が特徴です。
検査方法は比較的シンプルです。患者を適切な姿勢に整え、冷水3mLを口腔内に注入してから「飲んでください」と指示します。嚥下後の状態を観察し、以下の5段階で評価します。
- 1点:嚥下なし、または嚥下しても咳・ムセ・呼吸変化あり
- 2点:嚥下あり、呼吸変化なし、湿性嗄声・ムセ・口腔残留のいずれかあり
- 3点:嚥下あり、呼吸変化なし、湿性嗄声・ムセなし、口腔残留あり
- 4点:嚥下あり、呼吸変化なし、湿性嗄声・ムセ・口腔残留なし
- 5点:4点の条件を満たし、追加嚥下が2回可能
4点以上であれば追加評価に進み、3点以下では誤嚥リスクが高いと判断されます。「改訂」の名称は、以前の「水飲みテスト(30mL)」を改良して少量の水で安全性を高めた経緯によります。フード(食物)テストと組み合わせることで評価精度が上がります。
あくまでスクリーニングであり、確定的な評価には嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査が必要です。施設や在宅の場でも活用しやすい検査として、誤嚥性肺炎予防の入口として広く使われています。
使い方・例文
入院後に嚥下障害が疑われた高齢患者に対して、病棟看護師や言語聴覚士が改訂水飲みテストを実施し、経口摂取を開始してよいかどうかを判断する際に使われます。
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