排水機場とは?
はいすいきじょう
排水機場とは、低地に溜まった雨水や排水を強制的にポンプで排出し、浸水被害を防ぐための専門施設です。
排水機場とは、地形的に低い場所や閉鎖性の高い地域において、大雨や洪水時に溜まった雨水・内水を、ポンプを使って強制的に河川や海へ排出するための施設です。水門・ゲート・ポンプ設備などが一体となって機能します。
日本は低平地・ゼロメートル地帯が多く、自然の勾配では雨水を排水できない地域が各地に存在します。こうした地域では、排水機場が洪水・浸水被害を防ぐ最後の砦として機能しています。排水機場には内水(市街地の雨水)を排水する「内水排水機場」と、農地の水を管理する「農業用排水機場」があります。
排水機場の主な構成要素は以下のとおりです。
- 大型ポンプ(軸流ポンプ・斜流ポンプなど)
- フラップゲート・水門(逆流防止)
- 電気設備・非常用発電機
- 遠隔監視・制御システム
近年は集中豪雨の頻発化・激甚化を背景に、排水能力の増強や施設の耐震化・老朽化対策が急務となっています。また、停電時にも稼働できるよう非常用電源の整備も進められており、BCPの観点から重要性が増しています。
使い方・例文
台風接近時に河川の水位が上昇し外水位が高くなると、排水機場のゲートが閉じて逆流を防ぎ、ポンプが自動起動して市街地に溜まった雨水を強制排水します。大阪や江東区など低地の密集した都市部では排水機場が複数連携して運用されています。
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