手塩にかけるとは?
てしおにかける
手塩にかけるとは、大切なものを自分の手で丁寧に育て、心を込めて世話をするという意味の慣用句です。
「手塩にかける」とは、大切な人や物を自分自身で丁寧に面倒を見ながら育てることを意味する日本語の慣用句です。親が子を育てる場面や、指導者が弟子を鍛える場面などで特によく使われます。
語源は、かつての食事作法にあります。昔、日本では膳(ぜん)の上に「手塩皿」と呼ばれる小さな塩入れが置かれ、食べる人が自分で料理に塩を加えて味を整える習慣がありました。この「自分の手で味を調える」という行為が転じて、「自分の手でこまめに世話をする」という意味へと発展したとされています。
現代では主に人を育てる文脈で使われ、次のような場面が典型的です。
- 親が子どもをわが手で育て上げた
- 監督が選手を長年にわたって指導してきた
- 職人が弟子に技術を丁寧に伝えてきた
「手塩にかけて育てた」という表現には、単に時間をかけたというだけでなく、愛情や細やかな配慮を注いだというニュアンスが込められています。目下の存在への深い関与と誇りを表す言葉として、日常会話でも広く使われます。
使い方・例文
「手塩にかけて育てた選手がついに全国大会で優勝した」というように、長年丁寧に指導してきた相手が結果を出したときに使います。
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