戸田盛和とは?
とだもりかず
戸田盛和は、固体物理学と統計力学の分野で「戸田格子」を提唱した日本の理論物理学者です。
戸田盛和(1917〜2010)は、日本の理論物理学者であり、非線形格子力学の分野で世界的に著名な業績を残しました。特にソリトン理論において重要な位置を占める「戸田格子」の提唱者として国際的に知られています。
戸田格子とは、指数関数型の相互作用ポテンシャルを持つ粒子が一列に並んだモデルのことで、このモデルが完全可積分系であることを示し、ソリトン(形を保ったまま伝わる波)が厳密解として存在することを数学的に証明しました。この業績は、非線形物理学・数理物理学の発展に大きく貢献しました。
主な経歴と業績は以下の通りです。
- 東京文理科大学(現・筑波大学)卒業後、物理学の研究に従事
- 1967年、戸田格子モデルを発表
- お茶の水女子大学教授を長年務める
- 統計力学・非線形動力学に関する多数の著書を執筆
- 仁科記念賞・日本物理学会賞など受賞
戸田盛和は研究者としてだけでなく、平易な解説書の著者としても知られており、物理教育への貢献も高く評価されています。
使い方・例文
「非線形物理学の講義で、戸田格子がソリトン研究の出発点として取り上げられました。」
この用語をシェア
最終更新: