憤りとは?
いきどおり
憤りとは、不正や不当な扱いに対して感じる強い怒りや義憤のことで、単なる腹立たしさを超えた道義的な感情を指します。
憤り(いきどおり)とは、不正・不公平・理不尽な出来事に対して湧き起こる強い怒りの感情です。単に自分の思い通りにならないときの「腹立たしさ」とは異なり、道義的・倫理的な観点から「あってはならない」と感じたときに生まれる義憤の色合いが強い言葉です。
心理学的には、憤りは「不正義感覚(sense of injustice)」と深く結びついており、自分だけでなく他者への不当な扱いを目撃したときにも生じます。この点で憤りは社会的な感情であり、歴史上の改革運動や抗議活動の原動力となってきました。
憤りは感情として自然なものですが、その表出の仕方によって建設的にも破壊的にもなり得ます。問題を社会に訴え改善を求める行動につながる場合は「正義の怒り」として肯定的に評価されます。一方、感情が抑えられず暴力や攻撃的な言動に発展する場合は問題となります。
日本語では「憤慨(ふんがい)」「義憤(ぎふん)」「激憤(げきふん)」などの類義語があり、どれも強い怒りを指しますが、「義憤」は特に正義感に基づく怒りを表します。文学や報道では社会問題や不正を描く際に「憤り」という表現がよく用いられます。
使い方・例文
弱者に対する不当な差別を目の当たりにして、胸の奥から憤りがこみあげてきた。
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