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感染症対応能力とは?

かんせんしょうたいおうのうりょく

感染症対応能力とは、感染症の発生・流行を早期に検知し、拡大を抑制・封じ込めるために社会・行政・医療が備える総合的な能力のことです。

感染症対応能力とは、感染症の発生から封じ込め・回復に至る一連のプロセス効果的に管理するために、国や地域が医療・公衆衛生行政・社会インフラの面で備えておくべき総合的な能力を指します。英語では「epidemic preparedness」や「health security capacity」とも呼ばれます。

感染症対応能力の主要な構成要素は以下のとおりです。

  • サーベイランス(監視)能力——感染症の早期検知・報告体制
  • 検査・診断能力——PCR検査など迅速な病原体同定
  • 医療提供体制——病床・集中治療設備・医療従事者の確保
  • リスクコミュニケーション——市民への正確な情報発信と行動変容の促進
  • 国際協力・情報共有——WHOや近隣国との連携

WHO(世界保健機関)の「国際保健規則(IHR)」では、加盟国が最低限備えるべき感染症対応能力の基準が定められており、「合同外部評価(JEE)」によって各国の能力が定期的に評価されます。2019年末からのCOVID-19パンデミックは、世界各国の感染症対応能力の実力差を可視化し、平時からの準備体制・医療従事者の育成・ワクチン製造能力の確保が課題として浮き彫りになりました。

使い方・例文

「新型感染症が発生した際、感染症対応能力の高い国は早期の検査拡大と隔離措置によって流行を抑制できた」という文脈で使われます。

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