感情移入とは?
かんじょういにゅう
感情移入とは、他者や物語の登場人物の気持ちに自分の感情を重ねて、まるで自分のことのように感じ取る心の働きのことです。
感情移入(かんじょういにゅう)とは、他者の感情・状況・体験に自分の気持ちを重ね合わせ、まるでその立場になったかのように感じる心理的な働きのことです。英語では「エンパシー(empathy)」に近い概念です。
感情移入は、人間関係や文化体験において重要な役割を果たします。特に以下の場面でよく起こります。
- 小説・映画・ドラマの登場人物の境遇に共感し、涙が出たり胸が痛くなったりする
- 友人や家族の悩みを聞いて、自分のことのように辛く感じる
- スポーツ観戦中に選手の緊張や喜びを自分のことのように体感する
- 他者の成功を我がことのように喜ぶ
感情移入の神経学的な基盤として、ミラーニューロンの存在が注目されています。ミラーニューロンとは、他者の行動を観察するだけで自分が同じ動作をしているかのように活動する神経細胞で、他者への共感の基礎にあると考えられています。
感情移入は人間の社会性や倫理観を支える重要な能力です。他者の痛みや喜びを自分ごととして感じる能力があるからこそ、人は助け合い、協力し合う行動をとれます。一方で、感情移入が過度になると「共感疲労」と呼ばれる精神的な消耗を招くこともあり、適度な心理的距離を保つことも大切です。
使い方・例文
悲しい映画を見て主人公と一緒に泣いてしまうのは、感情移入が起きている典型的な例です。
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