市松模様とは?
いちまつもよう
市松模様とは、2色の正方形を交互に並べた格子状の模様で、江戸時代の歌舞伎役者の衣装から広まった日本の伝統文様です。
市松模様は、2色の正方形を縦横交互に並べたチェッカー状の文様です。同じ色が斜め方向に並ぶ構成になっており、シンプルながらリズム感と視覚的インパクトがあります。英語の「チェッカー(checker)」や「チェック(check)」に近い柄ですが、日本では独自の呼称と文化的背景を持ちます。
名称の由来は、江戸時代中期の歌舞伎役者・佐野川市松(さのがわいちまつ)とされています。市松が舞台でこの柄の袴を着用したことが大流行し、「市松模様」という名前で広まったといわれています。江戸の町人文化のなかで着物・帯・暖簾・風呂敷などに盛んに使われました。
市松模様は日本の伝統文様に分類されますが、類似した格子模様は世界各地の文化に見られます。無限に連続する二色の繰り返しは「永続・繁栄・子孫繁栄」の縁起を担うとされ、着物の柄として婚礼や成人式でも使われます。
近年では2020年の東京オリンピックのエンブレムデザインに市松模様が採用されたことで国際的にも注目されました。2019年放送のアニメ作品のキャラクター衣装にも使われ、若い世代を中心に再び広く認知されるようになりました。
使い方・例文
着物の帯や風呂敷、暖簾など日本の伝統的な品物に市松模様がよく用いられており、和のデザインを代表する柄として現代のグラフィックデザインにも取り入れられています。
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