局所麻酔薬とは?
きょくしょますいやく
局所麻酔薬とは、身体の特定部位の神経に作用して感覚を一時的に遮断し、意識を保ったまま痛みをなくす薬剤です。
局所麻酔薬(local anesthetic)は、投与した部位の神経の電気的興奮伝導を可逆的に遮断することで、意識を失わせることなく特定の部位の痛みや感覚を消失させる薬剤です。全身麻酔と異なり患者は意識を保ったままでいられるため、比較的安全性が高く幅広い医療場面で使用されています。
局所麻酔薬の主な作用機序は、神経細胞のナトリウムイオンチャネルを阻害することです。神経の興奮に必要なナトリウムイオンの流入を止めることで、痛みを含む感覚信号が脳に届かなくなります。効果は投与後数分以内に現れ、薬の種類や濃度によって数十分から数時間持続します。
代表的な局所麻酔薬には以下のものがあります。
- リドカイン:最も広く使用される局所麻酔薬で、歯科治療や皮膚処置に使用
- ブピバカイン:作用時間が長く、硬膜外麻酔などに使用
- プロカイン:歴史的に最初期に使われた局所麻酔薬のひとつ
使用場面としては、歯科治療・外科的小手術・分娩時の硬膜外麻酔・脊髄麻酔・神経ブロックなど多岐にわたります。アレルギー反応や過量投与による副作用に注意が必要ですが、適切に使用すれば安全性の高い薬剤です。
使い方・例文
歯科治療の前に歯茎に注射される麻酔や、小手術の際に傷口周囲に打たれる注射が局所麻酔薬の典型的な使用例です。
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