対立遺伝子とは?
たいりついでんし
同じ遺伝子座(ゲノム上の同一位置)に存在しうる、複数の異なる遺伝子の形のことです。
対立遺伝子(allele、アレル)とは、二倍体生物の相同染色体上の同じ位置(遺伝子座)に存在する、同一遺伝子の異なるバリアント(塩基配列の異形)を指します。ヒトを含む二倍体生物は各遺伝子座につき2つの対立遺伝子を持ち、両親からそれぞれ1つずつ受け継ぎます。
対立遺伝子の関係には主に次のパターンがあります。
- 優性(顕性)・劣性(潜性):一方の対立遺伝子が形質として現れやすい場合。例えばメンデルの実験でエンドウ豆の丸形遺伝子が皺形に対して優性。
- 共優性:両方の対立遺伝子の形質が同時に現れる場合。ABO式血液型のA型とB型が共優性でAB型になるのが典型例。
- 不完全優性:中間的な形質が現れる場合。
同じ遺伝子座に3種類以上の対立遺伝子が集団中に存在する場合を複対立遺伝子と呼びます。ABO式血液型はA・B・Oの3つの対立遺伝子を持つ典型例です。集団遺伝学では、各対立遺伝子の集団中での頻度(対立遺伝子頻度)が自然選択や遺伝的浮動によって変化していく過程を研究します。
使い方・例文
親から茶色い目の遺伝子と青い目の遺伝子(対立遺伝子)を1つずつ受け継いだ場合、優性である茶色の形質が現れる、という遺伝の説明で登場します。
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