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実るほど頭を垂れる稲穂かなとは?

みのるほどこうべをたれるいなほかな

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」とは、稲が実を結ぶほど穂が垂れ下がる様子を人間の謙虚さに例えた、日本の有名なことわざ・俳句的格言です。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな(みのるほどこうべをたれるいなほかな)」は、稲の穂が実を蓄えるほど重みで頭(穂先)を下げるという自然の情景を人間の徳目に重ねた、日本の伝統的な教訓句(格言)です。

この句の意味は、「本当に学識があり、才能や能力が優れている人ほど、かえって謙虚で物腰が低い」というものです。逆に、まだ未熟な人間ほど尊大になりがちであることへの反省も込められています。稲の穂は実が入っていないうちは空っぽで上を向いていますが、実るにつれてその重みで自然と頭を垂れます。これを人の成長・成熟と謙虚さの関係に見立てた比喩表現です。

この句は俳句の形式(五・七・五)に近い構造を持つため、俳句と混同されることもありますが、特定の作者が明らかな文学作品というよりも、民衆のあいだで長く語り継がれてきた教訓的な慣用句・ことわざに位置づけられます。

日本の教育や職場文化・武道・茶道など、礼節と謙虚さを重んじる様々な場面で引用されます。類似する英語表現としては「The boughs that bear most hang lowest(最も実を結ぶ枝が最も低く垂れる)」があります。

使い方・例文

「長年の経験を積んだベテランほど後輩に丁寧に接していた。実るほど頭を垂れる稲穂かなとはまさにこのことだ」というように、謙虚な人物を称える場面で引用されます。

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