定着長とは?
ていちゃくちょう
定着長とは、鉄筋をコンクリートに確実に定着させるために必要な鉄筋の埋め込み長さのことです。
定着長(ていちゃくちょう)は、鉄筋コンクリート構造において、鉄筋がコンクリートから抜け出さないよう確保すべき鉄筋の埋め込み長さを指します。鉄筋とコンクリートが一体となって力を伝えるためには、鉄筋表面とコンクリートとの間に十分な付着力(定着力)を生じさせることが必要であり、そのための最低限の長さが定着長として規定されています。
定着のメカニズム:異形鉄筋(表面に節やリブがある鉄筋)はコンクリートとの機械的な咬み合いによっても力を伝達しますが、埋め込み長さが不足すると鉄筋の引張力がコンクリートに十分に伝わらず、抜け出しや割裂破壊を引き起こす危険があります。
定着長に影響する要因:
- 鉄筋の径(太いほど長い定着長が必要)
- 鉄筋の降伏強度(強度が高いほど長くなる)
- コンクリートの設計基準強度(強度が高いほど短くできる)
- 定着先の形状(フックの有無など)
建築基準法や日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準」では、条件に応じた定着長の算定方法が規定されています。梁の主筋が柱へ差し込まれる部分、スラブ筋が梁へ差し込まれる部分などが代表的な定着箇所です。
使い方・例文
配筋検査の際に「梁主筋の定着長が規定値を満たしているか」を確認する作業が行われ、不足していると補強措置が必要になります。
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