子爵とは?
ししゃく
子爵とは、五爵制度において伯爵の下、男爵の上に位置する第4位の爵位で、ヨーロッパ・日本で用いられた貴族の称号です。
子爵(ししゃく)は、公・侯・伯・子・男の五爵制度における第4位の爵位です。英語ではViscount(ヴァイカウント)、フランス語ではVicomteと呼ばれ、語源は「副伯爵(vice-count)」、すなわち伯爵の代理を務める役職に由来します。中世ヨーロッパでは伯爵の補佐役や副代官として地方行政を担い、やがて独立した爵位として固定化しました。
日本では明治17年(1884年)の華族令で子爵が正式に設けられました。主に旧小藩の藩主家や、旧幕府の高位旗本、維新に功績のあった人物などが叙せられました。五爵の中でも数が最も多い爵位の一つで、伯爵と男爵の間に位置する中間的な格式を持ちます。
日本で子爵に叙せられた家の例としては、旧藩主の中規模藩主家や一部の公家・幕臣家などが挙げられます。明治・大正期には子爵家同士の婚姻や社交が華族社会の重要な場面を構成していました。
ヨーロッパでは英国の子爵(Viscount)が今も称号として存続していますが、政治的特権は大きく制限されています。日本の華族制度は1947年の日本国憲法施行により廃止されました。
使い方・例文
明治〜昭和初期を舞台にした小説や歴史ドラマで、「子爵家の令息が留学する」などの場面に登場し、中上位の貴族家格を示す語として使われます。
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