天城越えとは?
あまぎごえ
天城越えとは、静岡県伊豆半島の中央部に位置する天城山中を横断する峠越えの道で、文学作品や歌謡曲でも有名な景勝地です。
天城越えとは、静岡県伊豆半島のほぼ中央に連なる天城山(あまぎさん)の山中を南北に横断するルートの総称です。かつては伊豆半島を往来する旅人や物流の要路として重要な役割を果たし、現在も観光・文化の名所として知られています。
天城越えの代表的なルートは「旧天城トンネル(正式名称:天城山隧道)」を経由するもので、このトンネルは明治期に建設された石造りのアーチトンネルです。全長約445メートルのこのトンネルは国の重要文化財にも指定されており、コケが生い茂るその外観は独特の幻想的な雰囲気を醸し出しています。
天城越えが広く知られるようになった背景には、文学と音楽の影響があります。
- 川端康成の小説「伊豆の踊子」:主人公と踊り子が天城峠を越えて旅をする描写で有名
- 石川さゆりの歌謡曲「天城越え」:1986年発表の演歌で、峠の情景と情念を歌った名曲として広く親しまれている
現在は国道414号線の新天城トンネルが主要幹線として機能しており、旧道は観光用のハイキングコースとして整備されています。わさびの産地としても名高い浄蓮の滝周辺とあわせて、伊豆観光の定番スポットになっています。四季折々の自然が楽しめる景勝地として、多くの観光客が訪れます。
使い方・例文
「伊豆旅行の帰りに旧天城トンネルを歩いて、石川さゆりの歌が頭に流れてきた」というように、観光や文学・音楽の話題で登場する地名です。
この用語をシェア
最終更新: