大躍進政策とは?
だいやくしんせいさく
大躍進政策とは、1958年から1962年にかけて中国で毛沢東が主導した急進的な工業化・農業集団化政策で、大規模な飢饉を引き起こした歴史的な政策失敗です。
大躍進政策(大躍進運動)は、1958年から1960年代初頭にかけて中華人民共和国の最高指導者毛沢東が推進した社会主義建設の大規模運動です。「英国を15年以内に追い越す」というスローガンのもと、農業と工業の急速な発展を目指しました。
政策の中心には二つの柱がありました。一つは人民公社の設立で、農民を巨大な集団農場に組織して農業の集団化を推進しました。もう一つは土法炉(土高炉)による製鉄運動で、農村にも小型の溶鉱炉を設置して鉄鋼生産量を劇的に増やそうとしました。
しかし政策は深刻な矛盾と問題を抱えていました。
- 農民が製鉄に動員されたことで農作業が滞り、農業生産が激減した
- 成果を誇示するため地方幹部が生産量を大幅に水増し報告し、実態と乖離した
- 集団化による農民の意欲低下と非効率な農業経営
- 自然災害(旱魃・洪水)が重なり事態をさらに悪化させた
結果として、歴史上最大規模の人為的飢饉が発生し、推計では1500万〜4500万人以上が死亡したとされています(研究者によって推計に幅がある)。政策は1962年頃に事実上終了し、その後毛沢東は一時権力から後退しました。この歴史的失敗は後の改革開放政策の反省材料となりました。
使い方・例文
大躍進政策は歴史・政治・経済の教科書で「計画経済の失敗例」「農業集団化の弊害」として取り上げられ、政策立案における現場情報の重要性を示す事例としても引用されます。
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