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大政奉還とは?

たいせいほうかん

大政奉還とは、1867年に江戸幕府第15代将軍徳川慶喜が、政権を朝廷(天皇)に返上した歴史的な出来事です。

大政奉還(たいせいほうかん)とは、慶応3年(1867年)10月、江戸幕府第15代将軍徳川慶喜が、それまで幕府が担ってきた政治の実権(大政)を朝廷に返上(奉還)した出来事です。これにより約260年続いた江戸幕府による武家政権が名目上終わりを迎え、明治維新へと向かう大きな転換点となりました。

幕末の日本は、開国問題や攘夷運動、薩摩・長州を中心とする倒幕運動など、内外の危機に直面していました。土佐藩の坂本龍馬らが提案した「船中八策」などを参考に、土佐藩主・山内豊信(容堂)が慶喜に大政奉還を建白し、慶喜はこれを受け入れる形で朝廷への申し上げを行いました。

慶喜が大政奉還に踏み切った背景には、倒幕派による武力討幕を未然に防ぐ政治的計算もあったとされます。政権を返上しつつも、実力を持つ徳川家が新政府の中核として残ることを期待していたとも言われています。しかし朝廷では倒幕派が主導権を握り、同年末に「王政復古の大号令」が発せられ、新政府が樹立されました。その後、戊辰戦争(鳥羽・伏見の戦いなど)を経て旧幕府勢力は敗北し、明治新政府が確立しました。

大政奉還は、日本が近代国家へと生まれ変わる明治維新の象徴的な事件として、現在も広く知られています。

使い方・例文

「大政奉還によって徳川幕府が政権を天皇に返上したことで、日本は近代的な統一国家への移行を本格的に開始しました。」

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