変わり兜とは?
かわりかぶと
変わり兜とは、戦国時代から江戸時代にかけて流行した、動物・神話上の生き物・植物など独創的な意匠を取り入れた個性的な兜の総称です。
変わり兜(かわりかぶと)とは、戦国時代から江戸時代前期にかけて武将たちの間で流行した、通常の椀形とは異なる奇抜・個性的な意匠を持つ兜の総称です。「異形兜(いぎょうかぶと)」とも呼ばれます。
変わり兜の意匠は多岐にわたり、主な種類として以下が挙げられます。
- 動物をかたどったもの(鹿の角・兎の耳・牛の角など)
- 神仏・鬼神をモチーフにしたもの(天狗・鬼・般若など)
- 植物や自然をかたどったもの(南瓜・茄子・松茸など)
- 武器・道具をかたどったもの(錣を大きく張り出したものなど)
- 人間の顔・髪をかたどったもの(頭形兜に天衝など)
変わり兜は単なる防具にとどまらず、戦場での威嚇・自軍からの識別・武将個人の個性表現という機能を担っていました。特に戦国時代は大将が目立つことで士気を鼓舞する意義もあり、伊達政宗の三日月の前立てや本多忠勝の鹿角兜などが著名です。
江戸時代に入ると実戦での使用機会が減り、飾り甲冑や贈り物としての意味合いが強まりました。現代では五月人形としても広く親しまれています。
使い方・例文
博物館の甲冑展示で「これは伊達政宗が用いたとされる三日月前立ての変わり兜の復元作例です」と解説される場面や、五月人形の販売店で「変わり兜タイプの鎧飾り」として紹介される文脈で登場します。
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