地震空白域とは?
じしんくうはくいき
地震空白域とは、過去に大地震が繰り返し起きてきた地域の中で、長期間にわたって地震活動が著しく静穏化している区域のことです。
地震空白域(じしんくうはくいき)は、地震活動の観点から「大地震の発生が期待されるにもかかわらず、一定期間にわたって地震が起きていない」エリアを指す地震学の用語です。英語では「seismic gap」と呼ばれ、次の大地震が発生しやすい危険区域を評価する指標の一つとして活用されています。
発生メカニズムとして、プレート境界などでは断層面に沿って地震エネルギーが蓄積されます。断層の一部の区間でエネルギーが解放されないまま歪みが溜まり続けると、周辺の活発な区間と対照的な「静穏域」が浮かび上がります。この静穏化が長期にわたるほど、未解放のエネルギーが蓄積している可能性が高まると考えられています。
地震予測への応用として、地震空白域の概念は1970年代以降に注目されました。環太平洋地震帯の研究では、過去の大地震と空白域の対応関係が調べられています。ただし、空白域が必ず大地震を起こすとは限らず、予測精度には限界があることも指摘されています。
日本では南海トラフ沿いや日本海溝周辺の地震空白域が研究・監視されており、防災計画の立案に役立てられています。
使い方・例文
南海トラフ沿いでは、東海地方の特定区間が長期間大きな地震を起こしていない地震空白域として注目されており、次の巨大地震への備えを促す根拠の一つとなっています。
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