圧電素子とは?
あつでんそし
圧電素子とは、機械的な力を加えると電気を発生し、逆に電圧をかけると変形する「圧電効果」を利用した電子部品です。
圧電素子(あつでんそし、Piezoelectric Element)は、圧電効果を持つ材料を用いた電子デバイスです。圧電効果とは、結晶などに圧力や変形を与えると電圧が生じる「正圧電効果」と、逆に電圧を印加すると機械的な変形が生じる「逆圧電効果」の両方を指します。
代表的な圧電材料として、水晶(クォーツ)・チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)・ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などがあります。水晶は非常に安定した振動特性を持つため、時計や通信機器の基準周波数発振器として長年使用されてきました。PZTはセラミック系で大きな変位量を得やすく、産業用途で広く普及しています。
圧電素子の主な応用分野は多岐にわたります。
- センサー:衝撃・振動・音圧の検出(エアバッグセンサー・マイクロフォン)
- アクチュエーター:精密な位置決め・超音波発生(超音波モーター・インクジェットプリンター)
- 発電:人の動きや振動から電力を取り出すエネルギーハーベスティング
- 発振器:クロック信号源として電子機器の動作タイミングを制御
近年はIoTデバイスの自立電源としての活用や、医療用超音波診断装置への搭載など、その応用範囲はますます広がっています。小型・軽量・省電力という特性から、ウェアラブル機器への搭載も進んでいます。
使い方・例文
ライターのスイッチを押すと圧電素子に力が加わって電圧が発生し、その火花でガスに点火する仕組みに圧電素子が使われています。
この用語をシェア
最終更新: