土佐国とは?
とさのくに
土佐国は現在の高知県にあたる旧国名で、豊かな自然に恵まれた地域であり、幕末には坂本龍馬をはじめ多くの志士を輩出したことで有名です。
土佐国(とさのくに)は、かつての令制国のひとつで、現在の高知県全域にあたります。南海道に属し、伊予国・阿波国と接し、南は太平洋(土佐湾)に面しています。
土佐国は四国山地に囲まれた地形のため、古くから外部との交流が限られた独自の文化圏を形成しました。国府は現在の南国市付近に置かれていたとされています。太平洋に突き出した足摺岬・室戸岬などの景勝地を持ち、高知平野では農業が、土佐湾ではカツオ漁が盛んでした。
歴史的には中世に長宗我部氏が土佐を統一し、長宗我部元親は四国全体の統一を目指して勢力を拡大しました。江戸時代には山内氏が土佐藩主として支配しました。しかし最大の知名度は幕末維新期にあり、
- 坂本龍馬(薩長同盟の仲介者)
- 中岡慎太郎(陸援隊隊長)
- 板垣退助(自由民権運動の指導者)
- 後藤象二郎(明治の政治家)
など多くの著名人を輩出しました。明治以降は高知県となりましたが、「土佐」の名は現在も高知県の別称として、また特産品(土佐和紙・土佐打刃物)の名に受け継がれています。
使い方・例文
幕末志士を扱う歴史の授業や時代小説・ドラマで頻繁に登場します。「土佐藩」「土佐派」など幕末の政治的文脈でも使われ、また高知県の伝統産業を紹介する際にも登場します。
この用語をシェア
最終更新: