国民投票とは?
こくみんとうひょう
国民投票とは、特定の重要政治課題について国民が直接賛否を投じる制度で、代議制民主主義を補完する直接民主主義の仕組みの一つです。
国民投票とは、議会での立法や代表者による意思決定だけでなく、国民が重要な政治課題に対して直接賛否を示す制度です。「レファレンダム」とも呼ばれ、代議制民主主義を補完する直接民主主義的な手続きとして世界各国で採用されています。
国民投票が実施される主な場面としては以下が挙げられます。
- 憲法改正の承認(日本・ドイツ・アイルランドなど)
- EU加盟・脱退などの重大な国際条約の決定(英国のブレグジット国民投票など)
- 独立・分離の是非(スコットランド独立住民投票など)
- 重要な政策課題(スイスの直接民主制における各種投票など)
日本では憲法改正の場面でのみ国民投票が義務付けられており、2007年に制定された「日本国憲法の改正手続に関する法律(憲法改正国民投票法)」がその手続きを定めています。この法律では、投票権者は満18歳以上の日本国民であり、有効投票の過半数の賛成で改正が承認される仕組みとなっています。
国民投票の利点として民意の直接反映があげられる一方、情報の偏り・感情的な世論操作・複雑な問題の単純化による誤った判断などの問題点も指摘されており、その設計と運用のあり方が重要です。
使い方・例文
「憲法改正案が国会で発議された場合、最終的な承認は国民投票で行われる」という形で、日本の憲法改正プロセスの説明に登場します。英国のEU離脱を決めたブレグジット国民投票も有名な事例です。
この用語をシェア
最終更新: